家づくりを失敗させない為には

最近SNSや巷では様々な家づくりの失敗しないポイントという情報が流れています

確かにどれも大切な情報だと思いますが

これから発信していく内容はこれからどんな方にとっても必要となる考え方であり

どうなってもこの考え方知識から家づくりやインテリア決めを行っていくのであり

ほかにどんな情報を知っていてもこの基盤となる考え方を身につけないと決して理想となる家づくり

インテリア決めはできません

その大切な考え方とはテーマ決めです

今日は家づくりで一番重要なテーマ決めについて改めて説明したいと思います

このテーマ決めがブレていると理想な家づくりは決してできません

そして多くの方はこのテーマ決めの落とし穴にはまり家づくりに右往左往してしまいます

もちろん僕もこの落とし穴にはまりずいぶんと理想の家づくりで遠回りしました(笑)

しかし一つ軸を決められたことで次々と家づくりが決まっていき自分の理想もハッキリとしていきました

それでは家づくりのテーマ軸決めについて改めて確認していきたいと思います

ちなみにミッドセンチュリーモダンをテーマにしたい方は過去記事にも投稿しているので是非そちらも参考にしてください

ミッドセンチュリーモダンとは

それでは見ていきましょう

誰もが家を建てるにあたってハマる落とし穴

誰もが家を建てる(インテリア模様替え等)にあたってハマる落とし穴、それは何かわかりますか?

僕ももちろんハマり中々抜け出せず長く苦しみました

それは多すぎる選択肢にあります

選択肢が多いことはいいことではないか?なにがダメなのか?

という疑問を持たれる方も多くいると思いますが今から深堀していきましょう

なぜ多すぎる選択肢がダメなのかそれは

テーマがブレるからなんですね

今の時代SNSなどでオシャレな家が多くあふれかえっており、多くのインテリアや家があります

その中で『この家オシャレ』、『このインテリアを飾りたい』それが多くありすぎて

逆に理想な家づくりを邪魔しているのです

しかしSNSなどで理想の家を探すのは確かに理にかなっています

見学会などではみられる数は決まっているし見れる母数が違うため家づくりの幅が全然違ってきます

例にもれず僕もSNSなどで自分のやりたいテーマを決めました

それではどうすれば理想な家づくりができるのか?

僕はこの方法で解決しその落とし穴から抜け出していきましたので

是非これから家づくり、インテリア決めをする方に参考にしてもらえたら幸いです

それでは見ていきましょう

落とし穴から抜け出す方法

それは今まで見てきた画像などを抽象化から具体化することです

???

それすらも抽象化していていまいちわかりませんって方もいるかと思いますがより具体的にしていきましょう

家づくりやインテリア決めを行う方は初めにSNSやインターネットでいいと思った画像をただ見て

(これいいな、、、)(こんな風にしたいな、、、)

など思っていいなと思う画像を保存などすると思いますがその段階はまだ自分の理想を

抽象化しているだけなのです

どういうこと?という方のために

僕の失敗過程

僕の実際の家づくりの過程を紹介していきます

まず僕は今までの経験や新婚旅行で行ったことから

アメリカンハウスを建てたいとまず思いアメリカンハウスをSNSで探したりしました

このような家です

最近日本でも流行りだしている横張りのラップサイディングに

ウッドデッキに屋根がついたカバードポーチと呼ばれるものがあり

リビングに全部開けることができる四枚窓があったり

この家はサーファーズハウスやカリフォルニアハウスと日本では呼ばれていますね

アメリカの建売住宅の様式がオシャレで僕も最初のイメージはこのイメージで探していきました

そしてこんな家もオシャレだなとほかにも何枚も保存していました

例えばこんな家です

このように屋根の形がフラットに近く木材を外壁に張っているモダンな家もとても好きで

色々な画像を保存しては消して自分のやりたい家はどんなのかよくわからずにいました

やはり外観だけでなく内装もどんなのがいいか迷っていました

こんな内装をよく保存していました

日本では西海岸風と呼ばれてるスタイルですね

カリフォルニアスタイルであるロンハーマンなどそのようなイメージですね

デニムソファに海をイメージした小物を置いて、、、のような

4枚目のようなモダンな家には少し合わないインテリアを想像していました

僕は新婚旅行でカリフォルニアに行った経験があったためアメリカンな家が自分の中では絶対だったのです

しかしモダンな様式もとても好きで水平に近い屋根で外壁が木張りになってアクセントになってるような

家もとても好きでした

今は文章にして具体的にできていますが、その当時はその家のどんなことが好きかもわからずなんとなく好きであり、家づくりにおいて自分の好きなことはとても抽象的なイメージでまとまっていなかったのです

具体化の方法

しかしひょんなことから解決の糸口が見えてきました、、、

どんな家を作りたいのかわからずとにかく色々な家を見ていて徐々に設計士の方と打ち合わせが近づくにつれて

嫁と相談の回数が増えるにつれて一緒に外観や内装を見て

『これのここがいい』『こういうところがいいよね』

『ごちゃごちゃしてないでシンプルなオシャレがいいよね』

『素材や色でオシャレにしたいね』

などと徐々に自分たちのやりたいことや理想が決まっていき最終的に今の家のテーマに行きついたのです

そうです抽象的なイメージから具体的なイメージにする解決方法は

アウトプットにあったのです

アウトプットとは自分が思っていることを言語化文字化することです

例えば今保存している画像のどこがいいか?

  • 白い外壁がいい
  • 屋根の形がいい
  • 窓を多く使っているのがいい

などどこがいいかをパートナーと話し合います

そうすると余分なことがどんどんなくなり時間と回数を重ねると不思議とイメージが洗練され

自分の理想が具体的になっていくんですね

そんなこと?と思われる方いるかもしれませんが、とても重要なことです

そしてそのアウトプットをする相手がパートナーであれば自分の抽象的なイメージが具体的になるだけではなく

意見の相違が限りなく減ります

パートナーとの意見の相違という課題

家づくりはおそらくたいていの方が夫婦や家族で行うかとおもいます

そして夫婦や家族でも他人です、どんだけ仲がよくても家においてはイメージしているゴールが

違うことが多々あります

そして担当の方と打ち合わせの時にその意見の相違があると喧嘩をし、なかなか理想な家づくりが

進まないなんてことも多々聞きます

このアウトプットをパートナーや家族にすることで自分の家づくりのイメージが

抽象的なイメージから具体的になり、家族や夫婦の意見の相違から喧嘩をすることも

少なくなり(多少言い合いになることはあるかも(笑))一石二鳥なんですね

具体的になった後のイメージ

そして嫁と何回も家づくりについて話し、(僕から積極的に)自分の抽象化していたイメージが具体的になったとき

自分はどんな家を建てたいか具体的に言えるようになりました

  • アメリカンミッドセンチュリーモダンな家
  • 見せ梁ではなく構造体で使われている梁を全面的に出す家
  • 玄関の横に大きな窓をつけ、リビングには掃き出し窓の上に台形窓もしくは横長の明かりとりの窓設置
  • 乱石張りの壁をアクセントでつける
  • 玄関からすぐに突板張りの壁を作る
  • 緩い勾配の屋根
  • 内装はシンプルでアンティークな色使いを意識して小物を置きすぎない
  • 玄関ドアは派手にして他はシンプルな色使い

などです

そして具体的になったイメージの僕の理想の家はこんな風になりました

どうですか?

最初と同じアメリカンハウスですが全くイメージが違いますよね?(最初は二階建ての予定でしたがたまたま広い土地が見つかったので思い切って平屋にしようとなりイメージが二階建てから平屋になっているのはご了承ください(笑))

そして僕の家はこの二つを混ぜ合わせた家となりました

内装はというと

このような二つを組み合わせたような内装づくりを行いました

そうしてできた家が

このような家になりました

自分のテーマを具体的にするという段階を踏むとブレない軸が出来上がり、それから好きなものを選んで混ぜても

最初のような多すぎる選択肢の中から選んで全く違うテーマのつぎはぎの家のようにはならず

ある程度まとまったテーマの範囲内で選ぶことができます

そしてこの軸があるからこそ応用の効く家づくりができるのです

今は情報すらも多すぎてどれがいいかわからない時代になっていますが

この考え方はどんな時代においてもとても大切となる不変的な考え方であると思います

本質を考えまずどんな家にしたいか、そして細かい情報はそれから取り入れていけばいいのです

最後になりますが僕の理想の家づくりをかなえてくださった工務店、設計士事務所さん

本当にありがとうございました

この二つの会社、たくさんの人の協力がないと決してこのような家づくりはできなかったと思います

それでは最後までお読みいただきありがとうございました

設計:雨楽な家

施工工務店:三河建設

最新情報をチェックしよう!